失敗しない!WEB制作業者の選び方

プロが考えるWEB制作業者の選び方

ひとえにWEB制作といっても、WEB制作業者はピンからキリまで技術も違えば得意業務も多種多様です。

和歌山にあるWEB制作業者さんの数は300を超えるとのこと。
WEB制作をしている私も、どこにそれだけの業者があるのか把握できていません。
おそらくフリーランスの方や、副業的にWEB事業をされている会社もたくさんあるのでしょう。

数あるWEB制作業者の中で、失敗なくWEB制作業者を選ぶためにはどうすれば良いのか。
おさえておきたいポイントを解説しようと思います。

事前準備

ホームページの目的を明確に

あなたがホームページをもっている/作りたい理由はなんですか?

  • ホームページからのお問い合わせを増やしたい
  • 自分の事業内容(商品・製品・サービス)をしってもらいたい
  • 自社(自分のお店)の認知度を向上させたい
  • 求人応募数を増やしたい/優秀な人材を獲得したい
  • 集客数を増やしたい
  • 売上を上げたい
  • 今あるホームページを運用しやすくしたい

ホームページを作成しても、目的が叶わなければ保守運用の業務が増えるだけです。
無用の長物になってしまわないためには、目的と目標を明晰に!
目標に到達できるかどうかを基準に業者選びをしましょう。
課題や目標を明確にすると訴求ポイントも相互認識できるので、実際のWEB制作進行においても企画のブレや迷走防止に役立ちます。

予算・納期

ホームページの制作は、建築同様、内容に応じて一定の制作期間が必要です。
事前の企画が甘く、制作開始後の追加変更作業が増えれば、それだけ制作期間も長くなり費用もかさみます。
お客様・WEB制作業者双方のトラブルを防ぐために、予算と希望納期を設定しておきましょう。
業者選びの際の選定ポイントにもなります。
どれくらいの費用がかかるか全く想像がつかないという方も、これ以上は出せないという上限をもっておくことで、予算内の提案をしてもらえるかどうかが業者選びの選定基準になります。

WEB制作業者の分類

WEB制作業務を請け負う会社の中には、以下のようなタイプがあります。

  1. デザインが得意な業者
  2. システムが得意な業者
  3. WEB制作から運用支援まで行う総合的な業者
  4. スクール卒業したての新人さんによる業

タイプ別の特徴と業者選びにおける注目したいポイントをまとめます。

デザインが得意なWEB制作業者

デザインが得意な会社の中には、WEBデザインを専門にしている業者の他にもDTP(印刷物)・空間デザインなどWEB以外のデザインをメインにされている業者があります。
共通しているのは、流行デザインに対する感度が高く魅せるデザインが得意なこと。企業やお店のイメージを視覚的に表現するのも得意です。
注意していただきたいのは、WEBデザインは、チラシやポスターのデザインとは違い、サイト内の設計がわかりやすく(サイト内の操作性が高く)、スマホ・パソコン・タブレットなど様々なデバイスにおいて、視覚的にも動線的にも優れたデザインが必要なこと。
システム関係も含めたWEB知識もそれなりに必要です。
WEB知識が乏しいままデザインしたホームページでは、機能面が充実しない・不具合が生じる・目的を果たすための運用ができないといったことが往々にしてあるので、注意が必要です。

システムが得意なWEB制作業者

システムな得意な業者の多くは、WEBエンジニアがWEB制作を行っています。
システム関係の業務は、初期の工賃設定が高くて制作費用も高めになることがあります。
ハイスペックなシステムが作れても果たしてそこまで必要なのか。
提案にマイナスの発想がなければ、使いこなせないシステムを携えた高いホームページ制作費用になってしまうことも…。
また、予約システム・決済機能・WEBアプリなどのシステム構築が得意でも、デザイン的な部分は苦手とする会社もあります。
デザインはサイトだけでなく、そのまま企業(お店)のイメージにも繋がりますので、ビジュアル面やサイト構造・動線面においても希望要件を満たすデザインをしてもらえるかが選別ポイントになります。

WEB制作から運用支援まで行う総合的なWEB制作業者

WEB制作から運用コンサルまで総合的に請け負う会社は、いわばホームページ制作のエキスパート的な知識を備えた会社が多いです。
サイト設計、デザイン、システム、運用支援とホームページの制作から運用までサポートできる知識を備えているので、ホームページに関する困りごとや成功ノウハウを一元化して託すことができます。
ただし、中には業務の多くを外注化していて、中間コストがかさむため費用が高くついたり、痒いところに手が届くような臨機応変な対応や即時対応が困難な業者もあるので、業者選びの際には費用と対応内容をかけ合わせて確認しましょう。

スクール卒業したての新人さんによる業者

最近のWEB業界では、オンラインスクールなどWEBデザイナー育成講座が乱立するようになりました。
WEB制作に必要な業務を数か月というスパンでひととおり学んだ後、すぐに独立される会社も増えています。
このような業者は圧倒的に経験値が少ないため、とりあえず見た目にはホームページの形を成した完成品でも、運用していく中でトラブルが生じる納品物になってしまっていることもあります。
また制作スキルの幅が少なく実際には購入品のテンプレートやツールを使いまわしているだけで、お客様の要望に柔軟な対応ができない会社も中には存在します。
過去の実績をみせてもらい、多様な実績があるか、どのような成果をもたらしたか、電話相談・訪問指導などどこまでサポートしてもらえるか対応力や実績内容を確認してみましょう。

実績を確認するときの注意点

WEB制作業者を探すときに多くの方が過去の実績を確認されると思います。
WEB制作会社の制作実績は、制作会社のホームページをみても充分に確認することはできません。
理由は、お客様と制作会社間の守秘義務など契約内容により一般公開できないサイトや、業務に追われ最新情報を自社ホームページに反映できていない業者も多いからです。
これまでに案内した選別ポイントを参考に候補の業者をピックアップした後は、各制作会社に直接問い合わせて最新かつ正味の実績を直接問い合わせてみてください。

目的を叶えるためには運用のフォローも大切

ホームページは制作して終わりではなく、むしろ公開がスタート。
公開したホームページを運用し、ブラッシュアップしつつ育てていくことが目標を叶えるためには必須です。
作成しただけで目的が果たせるサイトはないと言っても過言ではありません。
継続的に運用し、PDCA(計画→実行→評価→改善)のサイクルを回して改修を重ねることで、成果を上げるホームページに成長させるのです。

サイトの集客数を上げるにはどうすれば良いか。
売上に繋がるようにするにはどこをどうテコ入れすれば良いか。
自分ではわからない、技術がないといったホームページの分析や改善点のあぶり出しを、寄り添ってサポートしてくれる制作会社を選ぶことがホームページの成功には大切になってくると考えています。

さらに必要あらば、自社(お店)に足を運び、あなたの事業を理解し目線を揃えて支援してくれる業者は、具体的な提案ができるため、フォローがより手厚いと考えられます。

WEB制作業者の選び方ポイント

  1. 過去の制作実績が充分であるか
  2. デザイン・機能ともに過不足はないか
  3. かけるお金に対して得られるモノに満足できる提案内容か
  4. 保守運用など制作後、目標達成のためのフォローをしてもらえるか
  5. コミュニケーションが問題なく迅速・円滑でわかりやすいか
  6. 自社ケースと似ている実績があるか
  7. 気軽に相談ができるか
  8. 総合的に信頼できるか

実績・経験が安心できるほどにあり
かける費用に対して得られる成果が期待できて
気づいていないことやわからないことも積極的に提案してくれて
サイト公開後の相談やサポートも安心できて
システム、デザイン、ディレクションのスキルが高く
見えないところの仕事にも真摯な対応で
明朗健全な費用設定で
相性よく相談しやすい関係を続けられる
誠実で熱意のあるWEB業者さんは優秀です!

Aster Workもそうありたいと日々精進しています。

SGEとは?AIの力で検索の根本が変わる

「SEOに力を入れて、売上をガンガン上げていきましょう!」
なんてことを僕はかなり言ってきました。
しかし、それが来年には通用しなくなるかもしれません。

SGEの台頭により、検索体験の根本が変わります。

この記事ではSGEとは何か?を説明し、検索体験がどのように変わるのかを解説しています。
マジでヤバいです。
Googleが過去に行ってきたどのコアアップデートよりもヤバいです。
クライアント様にどうアナウンスしようかなぁと考えていたら、2か月ほど過ぎていました。

SGEとは?

SGEとは、Search Generative Experienceの略で、Googleが発表した新しい検索体験です。
Google公式ブログでどのような検索体験になるか動画で見れます。
SGEは、ユーザーの質問に対してAIがテキストを生成し、画像やコンテンツと一緒に検索結果の最上部に表示します。
自然言語による会話から、ユーザーの意図や文脈を理解し、最適な回答を提供することができます。

要はchatGPTのようなシステムをGoogleが本格的に検索エンジンと融合させたということです。
WEBサイト内のコンテンツの一部が生成AIによって表示されるので、チャットのAI回答欄に電話番号や商品の購入ボタンが表示されます。

SGEでは、ユーザーがWEBサイトを訪問することなく、コンテンツの閲覧、商品やサービスの購入ができます。
取り分けヤバいのが、生成AIの回答が検索結果の最上部に表示されることです。
知りたい情報が最上部に表示されるため、ホームページへのアクセス数は減少する可能性が高いです。

SGEにどう対応するか?

SGEはアメリカで試験運用中です。
どういった仕様で、いつ日本でリリースされるか不明です。

仕様が確定しないため、具体的な対策もまだ見えていません。
ただ、ホームページを持っていないと、生成AIの回答に掲載されることは絶対にありません。

従来のSEOの施策では通用しなくなる可能性は十分あります。
今後のどのような対応すれば良いのか分かり次第アナウンスします。

SEOに終焉は来ない

前述したとおり、SGEによって検索体験は大きく変わることが予想されます。
では、SEOは終焉を迎えるのか?
と聞かれたら、SEOに終焉はやってこないと思います。

過去にも大幅なコアアップデートは何度もやってきました。
そのたびにSEOオワコンなどと言われてきましたが、SEOは終わっていません。

SEOに対する考え方や施策が変わったとしても、SEOが完全になくなることは考えにくいです。
これからもSEOを大事にしていけば、それがSGE対策にもなると思っています。

SGEとは?AIの力で検索の根本が変わるのあとがき

実はSGEと似たようなことをMicrosoftのbingが先にリリースしています。
Googleが後手に回っているのは珍しいなぁと思っていたら、やはり似たようなものをリリースしました。
正直、bing Aiのパクリと言われても遜色ないレベルの内容です。

現在はGoogleとMicrosoftが生成AIや検索分野でバチバチの戦争をしています。
どちらが勝つにしても、ユーザーに優しく、ホームページ制作業者にも優しい仕様であることを願います。

ホームページの保守運用は必要なのか?

月々の固定費っていやですよね。
僕も毎月の固定費はなるべく減らすように心がけています。

ホームページの固定費と言えば、保守運用費用です。
ホームページ制作会社によって名称は多少異なりますが、作業内容はほぼ変わりません。

ホームページが安定して動作するようにシステムを最新状態を保ち、ホームページを健全かつ意図通りの状態で公開し続けるための業務が「保守」
ホームページによって収益を上げたり認知度を向上させたりしてホームページを活用するための業務が「運用」

「保守」は、エラーやバグ、デザインの表示崩れが起きたときに本領を発揮します。
「運用」はホームページの脆弱性をできるだけ減らしホームページを資産化するための作業です。
脆弱性を持ったまま放置すると、最悪の場合ホームページを乗っ取られるケースもあります。

この記事では、ホームページの保守運用についてご紹介しています。

保守運用費が必要なケース

社内にWEB担当者がいない場合、もしくはWEB担当者がいても知識量が足りない場合は、保守運用を依頼することをおすすめします。

数10万~100万円かけたWEBサイトが、保守運用していなかったがために乗っ取られる可能性があります。
復旧できるかどうかは、エラー原因・バックアップの有無が非常に重要です。
WEB担当者がエラーやバグに対応できる場合は、保守運用をホームページ制作会社に依頼する必要はありません。

保守運用費が不要なケース

WEB専門部署があり、ホームページ運用経験のある方が社内にいる場合は、保守運用費は不要な可能性が高いです。
ホームページのコードを見て、どのように機能しているか把握できる人材であれば、社内で保守運用できると思われます。

他者の制作したコードやファイル構成を一から把握するのは大変な作業です。
社内リソースが十分な場合でも、制作会社に依頼するケースはよくあるパターンです。

保守運用費の相場

保守運用費は5000~3万円程度が相場です。
会社ごとに対応範囲が異なるため、画一的な比較は難しいです。

ちなみにAster Workでは、保守運用に二つのプランを用意しています。

毎月1回Wordpress及びプラグインの更新、更新に伴うバグの対応、アクセス解析のご報告、施策のご提案。
テキスト・画像の差し替えをデザイン崩れのない範囲で対応しています。

これらをオンラインで対応する場合は1万円、対面で行う場合は2万円としています。

保守運用の相場内に収まり、価格以上の価値を提供している自負はあります。

ホームページの保守運用は必要なのか?のあとがき

「固定費かかるとモチベ下がるやん」
とクライアント様からお伝えいただいたとき、価格と価値が合ってないんかな?と考えました。
サービス提供前に保守運用の価値を伝えることを心がけていますが、十分にお伝えできていないんだなと思いました。

価値の可視化はAster Workで特に足りない部分と認識しています。
サービス提供前から高いと言われることがなくなるよう、しっかりと価値をご提示できるよう努めていきます。

ちなみに「固定費かかるとモチベ下がるやん」と仰られたクライアント様は、今は大変ご満足いただけています。
「だまされたと思ってやってみて!」という言葉を使わずとも信頼してもらえる存在になりたいものです。

ホームページで良く使うフォント

フォントの世界は奥深いですね。
フォントを変えるだけで、ホームページの雰囲気はガラリと変わります。

世界には数十万種類以上のフォントがあります。
日本語だけに限定すると、1000種類程度でしょうか。

とにかくフォントの種類は数えきれないほど多いです。
しかし、ホームページに良く使われるフォントはある程度決まっています。
ゴシック体ならこれ、明朝体ならこれ、みたいな感じのテンプレートがあります。

この記事はホームページでよく使われているフォントを紹介しています。

日本語フォントは大きく分けると2種類です

日本語フォントを大きく分けるとゴシック体と明朝体に分別されます。
他にも行書体や楷書体などもありますが、ホームページのフォントとして使うのは稀です。

ホームページでの使用が前提の場合は、ゴシック体か明朝体のいずれかを選ぶのが定番でしょう。

ゴシック体とは

ゴシック体とは、縦画と横画の太さが同じで、筆記体の起筆や終筆が省かれた書体です。
日本語では明朝体に比べて、読みやすく、速く読むことができます。
そのため、新聞や雑誌、書籍などの文章によく使われます。
また、ウェブサイトやアプリケーションのUIでも使用頻度が高いです。

ゴシック体は、15世紀にドイツで生まれたゴシック聖書が由来となっています。
ゴシック聖書は、ゴシック体で印刷された最初の書物であり、ゴシック体の普及に大きな影響を与えました。
ゴシック体は、明朝体に比べて、直線的で力強い印象を与えます。
そのため、力強さや信頼感を表現したいときに使われることが多く、
また、ゴシック体は明朝体に比べて、視認性が高いため、見出しやタイトルによく使われています。
ゴシック体は、日本語のフォントの中で最もポピュラーな書体と言えるでしょう。

次の章では代表的なゴシック体を紹介します。

ヒラギノ角ゴシック

ヒラギノ角ゴシックは、Mac OSやiOSデバイスで標準の日本語ゴシック体フォントです。
独自のカーニングや文字バリエーションにより、美しいフォントデザインとなっています。
書体のバリエーションも豊富で、ヘッドラインや本文など、様々なコンテンツに適しています。

游ゴシック

游ゴシックは、Windows 8以降で標準で提供されるゴシック体フォントであり、明るくてシンプルなデザインが特徴です。
幅広い文字のバリエーションがあるため、多言語サポートが充実しており、多様な環境で利用されています。
特に、ウェブサイトやアプリケーションのUIに適しています。

Noto Sans

Noto Sans(ノトサンズ)は、Googleが開発したオープンソースのゴシック体フォントです。
日本語を含む多言語に対応しており、様々な文字セットを網羅しています。ノトサンスの目的は、異なる言語や文字を統一的なフォントで表示し、インターネット上の言語の多様性を尊重することです。
多言語の対応が充実し、グローバルなプロジェクトやウェブサイトにおいて、多様な言語を統一的に表示することができます。

次の章では、代表的な明朝体を紹介します。

明朝体はゴシック体と比較して、読みにくい性質があるため、
そのため、明朝体の使用はホームページ全体ではなく、限定的な部分に使うことが多いです。

ヒラギノ明朝

ヒラギノ明朝は、Mac OSやiOSデバイスで標準の日本語明朝体フォントです。
滑らかな筆のタッチとクリアな書体が特長で、日本語の美しい組版を実現しています。見出しや本文に適し、視認性が高いです。
書体のバリエーションも豊富で、デザインに幅広いバリエーションを与えることができます。

游明朝

游明朝は、Windows 8以降で標準で提供される明朝体フォントです。
端正な書体と均整の取れたバランスが特徴で、文章が美しく整います。
日本語の読みやすさに優れ、印刷物やウェブページの本文に最適です。
また、細めのウェイトから太めのウェイトまで用意されており、デザインの自由度が高いです。

Noto Serif

Noto Serif(ノトセリフ)は、Googleが開発したオープンソースのセリフ体フォントです。
滑らかな書体と落ち着いた雰囲気が特長で、文章に温かみと重厚感を与えます。
日本語の読みやすさに優れ、本文や記事の表現に最適です。
多言語対応も充実しており、異なる言語を統一的なフォントで表現できるのが魅力です。

おそらく上記で紹介したフォントだけで、十分なホームページを制作できます。
ただし、文字を画像として使う場合はこの限りではありません。

画像でフォントを使用する場合は、ホームページを作る上でのさまざまな制約がないです。
そのため膨大な種類の中からフォントを選ぶことができます。

ホームページでよく使うフォントのあとがき

フォントを変えると雰囲気も変わります。
私は個人的にフォントの収集をするくらいフォントを見るのが好きです。
個性的なフォントには、「どこで使うねん!」と一人でツッコむことも多々あります。

ホームページで使うフォントの場合は、Noto Sansが個人的に好みです。
明朝体を好まれるクライアント様は多いですが、可読性が落ちるためあまりおすすめはしません。
読みにくい文章を好んで読む人は少ないですからね。
日本語ならNoto Sans、英字ならrobotoかMontserratを使えばOK!と断言できないのがもどかしいですが、
フォント選びに時間をかけるより、コンテンツ力を高めることに時間を使ったほうが良いのは間違いありません。

美しいフォントで、素敵なホームページを作成してくださいね。

SNSは結局どれを使えばいい?

SNS論争はとどまることを知らない。
ツイッターに大規模な利用制限がかかったタイミングでmeta社がスレッズをリリース。

そのままスレッズ利用者は拡大の一途を辿ったが、現在は2週連続の利用者減。
現在の利用者は7月7日のピークから7割ほど減少した状況だそうだ。

事業でSNSを利用するなら、最小の労力で最大の結果を出したい。
であるならば、もっとも利用者数の多いSNSを使いたいと思うのは自然なことだ。

この記事では、事業で使うならどのSNS?ということを考察している。

利用者数の多いSNS

利用者数が多いSNSほど集客がしやすい。
これは少し脳筋的な考え方だが、母数が多いほどコンバージョン数も上がる。
以下は、利用者数の多いSNSのランキングと利用者数だ。

  • LINE:約9,500万人
  • YouTube:約7,000万人
  • ツイッター:約4,500万人
  • Instagram:約3,000万人
  • Facebook:約2,500万人
  • TikTok:約1,800万人

参照元:【2023年6月最新】SNSの利用者数とユーザー属性や特徴まとめ

事業で使うならLINEがもっとも母数が多い。
ビジネスにはカスタマージャーニーやペルソナと言ったものが必ずある。
母数の多いところでSNSを展開するのも悪くはないが、最適解ではない。
自社の売り方や属性に適したSNSで勝負するのが良いだろう。

SNSを事業で活用する

主に広報として活用するのが一般的。
自社の製品やサービスを告知して、ユーザーの興味を引く。

多くのマーケティング手法の核となる部分「認知」してもらうために活用する。
良い印象で認知してもらえれば、SNS上で拡散を狙った施策も取り組める。

顧客とのエンゲージメントを構築し、企業イメージを向上させる。
エンゲージメントを日本語にすると深いつながりを持った関係性になる。
要は顧客と関係性を構築していくためのツールがSNSである。

SNSを業務に組み込む

全ての職種に当てはまるわけではないが、SNSを業務に組み込むことは有効だ。
しかし、SNSを業務で行うと専門部署が必要となる。

SNSの運用は本当に大変だ。
分析、投稿時間、投稿内容の作成、投稿。
やることが多すぎて、片手間でやると実らず労力だけが積み重なっていく。
SNSを運用するなら本気で取り組むことをおすすめする。

SNSに何を求めるか?それによって運用方針が大きく異なるので、しっかりとした運用方針と運用体制を整えてからスタートするのが望ましい。

SNSは結局どれを使えばいい?のあとがき

SNSは難しい。
運用方針や運用体制を作るのもそうだが、結果が出ないのに続けていくことにメンタルが消費される。
ただ何となく毎日続けているのと、目標を持って運用するのでは、メンタルの消費度に大きな差がある。

まずはいろいろなSNSにトライしてみて、続けられそう、相性がいいと感じるSNSを選んで継続運用をしてみよう。

「あれだけ考えてやったのに、なんで結果がでぇへんねん!」
と感情的になる日もあるかもしれない。

SNSを事業で運用する場合は、計画を立て、振り返り作業をし、修正してトライする。を延々と繰り返す。
最初から結果が出ることは稀なので、鳥瞰的な考えを持って運用することをおすすめする。

【2023年】和歌山港まつりの穴場スポットに行ってみた

今年は4年ぶりに開催された和歌山港まつり。
コロナ禍以前は、毎年会場に見に行っていた年間行事のひとつだ。

港まつりが開催されることを知って、心の中では「絶対に会場に見に行く!」
と決めていたが、残念なことにコロナの流行がちらほらと耳に入る。

「今倒れたら、仕事がどえらいことになる…」

この記事は、花火を会場で見ることを断念して、和歌山港まつりの穴場スポットに全てをかけた男の話である。

2023年和歌山港まつりの穴場スポットはここだ

ネットで「和歌山港まつり 穴場」と検索すると、5つくらいはずらーっと表示される。
しかし、僕たちはそのいずれも信じなかった。

僕たちが選んだ場所は、水軒の釣りスポットだ。

水軒の釣りスポットとは?

いわゆる「水軒鉄鋼団地」と呼ばれる一帯で、釣りのしやすさから人気のある釣り場だ。
僕たちも何度か釣りをしに訪れたことのある場所なので、ゆったり花火を見れるという点では疑う余地はなかった。

時間ギリギリに行くと、おそらく花火を見る客で入れないことを見越して、早めに現場に到着。
道中、西浜のラムー近くでくまからさんが出店しているイベントがあったので、からあげとやきとりを購入。

水軒鉄鋼団地に到着したのは、15:30ごろだった。
車の駐車場はなく、鉄の重たそうなゲート前に車を停める。
おそらく、初めて水軒に行く人でも駐車している車が多いので、駐車場所がどこかわからない!ということはないだろう。

花火が始まるまでは紀州釣り

早めに到着したので花火が始まるまで4時間くらいある。
余った時間を利用して、僕たちは紀州釣り(団子釣り)をした。

事前にマルニシ本店に寄って、釣りに必要なものは全て揃えてある。
団子を練り練りして、久しぶりの釣りを楽しむ。

6月10日明石にタコ釣りに行った以来なので、本当に久しぶりだ。
ましてや紀州釣りは本当に2か月以上していなかったため、やり方をほぼ忘れていた。

しかし、ネットで検索しながらやり方を思い出し、何とか形になった頃には19:30を回っていた。
後片付けもあるので、花火ギリギリまでやるのは難しい。

何度か大きなアタリもあったが、合わせが悪かったのか全て逃げられた。
これからが面白い時間になるぅぅぅ!というときにタイムアウト。

釣りは今回おまけなので、花火を見るほうに注力した。
大きなアタリがあった分、くやしさが残る。

花火は打ち上げるところから丸見え

港まつりを会場で見ると、打ち上げる部分や低い高度の花火は見えにくい。
水軒から見ると、打ち上げるところや高度の低い花火も丸見え。

花火を全景で楽しみたいなら、会場で見るより水軒で見たほうがよっぽどキレイに見える。
ただ、若干遠い感は否めないので、お腹に響く爆発音などは楽しめない。
考え方次第だが、港まつりの会場でぎゅうぎゅうで見るよりも、広々としたところでまったり花火を見るほうが良いかもしれない。

和歌山港まつりの穴場スポットに行ってみたのまとめ

本当は会場で花火を見たかった。
やはり花火は光と音が大事で、お腹に響く爆発音が聞きたかった。

水軒で花火を見るのは非常に楽。
少し離れたところにスケボーパークがあるので、そこにトイレもあるし、ドリンクの自販機もある。
帰りはけっこうな渋滞にはまるが、覚悟していけばそこまで大変なものでもない。

来年はどうなるかわからないが、出来ることなら会場で花火を楽しみたいものである。

WEBマーケティングにおける購買行動モデルとは

WEBマーケティングにおける購買行動モデルは、顧客が製品やサービスを購入するまでの一連の行動やプロセスを理解するための枠組みです。
顧客が商品を認識し、興味を持ち、検討し、購入に至るまでの心理的な段階を示すものです。
一般的なWEBマーケティングの購買行動モデルは以下のような4つのプロセスで構成されることがあります。

  • Attention(注意・認知)
  • Interest(関心)
  • Desire(欲求)
  • Action(行動)

購買行動モデルは時代や販売方法によって変わります。
上記の購買行動モデルは世界最古の購買行動モデルAIDA(アイダ)です。
ネットが存在しない時代の購買行動モデルなので、WEBマーケティングでそのまま使用するのは難しいです。
この記事では、WEBマーケティングにおける購買行動モデルについて紹介しています。

電通が提唱したAISASモデル

電通と言えば、国内最大手の広告会社です。
電通が2005年に提唱した購買行動モデルがAISAS(アイサス)です。

2005年はインターネットが広く普及し、ユーザーがインターネットを使って商品やサービスを検索するようになった時代です。
愛知万博や郵政民営化されたのも2005年なので、日本が大きく動いた年でもあります。

AISASモデルには以下の5つのプロセスがあります。

  • Attention(注意・認知
  • Interest(興味)
  • Search(検討)
  • Action(購入)
  • Share(共有)

Attention(注意・認知)

最初のステップは、顧客の注意を引くことです。
ウェブサイトや広告、ソーシャルメディアなどを通じて、顧客が製品やサービスの存在を認識するようにします。

Interest(興味)

顧客の注意を引き、認知してもらった後は、興味を持ってもらうことが重要です。
魅力的なコンテンツや情報を提供し、顧客が製品やサービスに興味を持ち、さらなる情報収集を始めるよう促します。

Search(検討)

興味を持った顧客は、製品やサービスをより詳しく検討します。
競合他社との比較検討や評価を行い、最適な選択をするために情報を収集します。

Action(購入)

顧客が検討を終えて決定したら、行動に移る段階です。
ウェブサイト上での簡単な購入手続きやコンバージョンを促進する仕組みを提供し、顧客の購入意欲をサポートします。

Share(共有)

最後のステップは、購入後に顧客が良い経験をシェアすることです。
顧客満足度を高めることで、リピート購入や口コミによる拡散効果を生み出します。

2005年はまだ口コミによるステマに関する法規制はありません。
今よりももっと露骨にステマを展開している広告代理店がたくさんあったように思います。

2023年の現在でも、SNSでの共有・拡散を意識したマーケティング手法が使われています。
それを2005年から展開していた電通はさすがとしか言えません。

SNS利用が前提のモデルVISAS(ヴィサス)

VISAS(Value, Interaction, Shareability, Authenticity, Satisfaction)は、顧客エンゲージメントを重視したマーケティングの新しいアプローチです。
このモデルは、顧客との深い関係を築き、ブランドの価値を高めることを目指しています。
製品やサービスを発信しているSNSや口コミがあることが前提の購買行動モデルなので、より現代向けのモデルです。

VISASモデルには以下の5つのプロセスがあります。

  • Value(価値提供)
  • Interaction(相互作用)
  • Shareability(共有性)
  • Authenticity(信頼性)
  • Satisfaction(顧客満足度)

Value(価値提供)

顧客エンゲージメントの第一歩は、価値あるコンテンツや情報を提供することです。
顧客のニーズに合った価値ある情報を提供し、顧客にとって有益な体験を提供します。
SNS上で応募できる抽選などのコンテンツも先に価値を提供する意味があります。

Interaction(相互作用)

顧客との相互作用を促進することで、ブランドとの関係を強化します。
SNSやコミュニティ、オンラインイベントなどを通じて、顧客との対話やコミュニケーションを活発化させます。
大手企業の公式アカウントも、SNS上でコメントすれば返信してくれます。
顧客とのコミュニケーションはブランディングに効果的です。

Shareability(共有性)

顧客がコンテンツや情報を共有することで、ブランドの認知拡大や口コミ効果を生み出します。
共有可能なコンテンツを提供し、顧客による拡散を促進します。
コンテンツを作る際に、拡散されやすい内容を意識すると一気に認知が広まります。

Authenticity(信頼性)

ブランドの信頼性と誠実さを重視します。
真実性のある情報提供や誠実なコミュニケーションを行うことで、顧客の信頼を獲得し、ロイヤルティを構築します。

Satisfaction(顧客満足度)

最後に、顧客の満足度を重視します。
顧客のニーズを満たす製品やサービスを提供し、顧客の満足度を向上させることで、リピート購入や長期的な顧客関係を築きます。

VISASモデルは、まさにSNS時代の売り方と言っても過言ではありません。
先行投資ありきの側面もあるので、事業規模に応じた戦略が求められます。

WEBマーケティングにおける購買行動モデルとはのまとめ

WEBマーケティングの手法は本当にたくさんあります。
どんな手法を使うのか?どんな戦略を立てるのか?
熟慮に熟慮を重ねても、一発で正解を導き出すのは至難の業です。

さらに戦略を立てる時間は限られています。
限られた時間の中で正解を出すことは正直できません。

これはGAFAMという世界最大手企業でも同じことです。
現時点で正解と思える戦略を限られた時間の中で立てて実行する。

PDCAやPDR回し続け、評価と修正を繰り返し、確度を上げていきます。
事業を始めるまでは成功するかどうかはわかりません。

過去のデータや経験則からある程度判断できますが、それも確実ではありません。

スモールスタートで展開し、評価と修正を繰り返していくことに予算を充てます。
そうすることで、予算と時間を減らし、事業が倒れたときのリスクヘッジに繋がります。

もっとも、松下幸之助は「途中でやめるから失敗なんだ」「成功するまで続ければ失敗ではない」とおっしゃっています。
一見すると、根性論に感じる言葉ですが、とても正しいことを言っているように僕は思います。
成功するまで試行錯誤を繰り返し、何度でもチャレンジし続ける気合は絶対に必要です。

逆に「損切り」という言葉もあるので、日本語ってずるいなぁ…としみじみ思います。
小ロットの損切りはどんどんやって、事業規模の部分では途中で諦めない方針で頑張ります!

WEBマーケティングの第一歩 3C分析から始めよう!

「WEBマーケティングの勉強をしたいが、何から始めれば良いかわからない…」
そういったときは、3C分析から始めることをおすすめします。
3C分析とは、以下の観点から環境を分析するものです。

  • Customer(市場・顧客)
  • Competitor(競合他社)
  • Company(自社)

孫子の
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
という言葉は有名です。

3C分析では、敵(競合他社)と(自社)だけではなく、戦場(市場・顧客)も知る必要があるよ!
という分析方法です。
この記事では3C分析についてかんたんに紹介しています。

3C分析を行う目的とは

3C分析は、組織やビジネスが戦略的な意思決定を行うために行われる分析の一つです。
自社(Company)、市場・顧客(Customer)、競合他社(Competitors)の要素を分析して以下のような目的を達成します。

現状分析

自社の現在の状況を把握するために行われます。
自社の内部要因や強み、顧客のニーズや行動パターン、競合他社の市場ポジションや戦略などを調査し、組織の現状を理解します。

機会の特定

市場や業界における潜在的な機会を特定するためにも使用されます。
顧客のニーズや市場のトレンド、競合他社の弱点や欠点を分析し、ビジネスの成長や競争力を向上させるための機会を発見します。

競争優位の確立

競争優位を築くための戦略策定にも役立ちます。
企業の強みやリソースを最大限に活用し、顧客のニーズを満たす競合力のある製品やサービスを提供するための戦略を立案します。

まとめると、3C分析で自社の強みと弱点を把握します。
次に、市場の機会(一般的な特需や業界ならではの認知度向上の機会など)を最大限に活用し、競争優位を築くための戦略的な意思決定を行うための手法です。
まさしく「敵を知り己を知り戦場を知れば百戦危うからず」です。(最高に語呂が悪いです)

自社の分析

自社の分析内容は、一般的に以下のような内容です。

  • 自社の強みや弱みを明確にする
  • 提供する製品やサービスの特徴を理解する
  • 企業の目標や戦略を明確にする

特に「提供する製品やサービスの特徴を理解する」は、希望や願いが反映されがちなので、できるだけ客観的な目線で分析することが重要です。

市場・顧客の分析

市場・顧客の分析内容は、一般的に以下のような内容です。

  • ターゲット市場や顧客セグメントを特定する
  • 顧客のニーズや要求を理解する
  • 顧客の購買行動や意思決定要因を分析する

市場・顧客の分析は、どの市場で闘い、どんな顧客をターゲットにするか決めます。
顧客のニーズや要求を理解し、なぜ購入してくれたのか?を徹底的に理解することがポイントです。

市場・顧客の分析が個人的には一番難しいです。
一般的なデータはかんたんに取得できますが、地域・業種ごとのデータはなかなか取得できません。
事業運営しながらデータを蓄積していくことが何よりも重要です。
顧客セグメント:対象となる顧客を傾向ごとに分けたグループを指します。

競合他社の分析

競合他社の分析内容は、一般的に以下のような内容です。

  • 主要な競合他社を特定し、強みや弱みを評価する
  • 競合他社の製品やサービス、戦略を調査する
  • 競合他社の市場ポジションや戦略や脅威を考慮する

競合他社の分析では、どこの企業がライバルなのか?を見つけます。
ライバルを見つけたら、強みと弱みを徹底的に洗い出し、自社の脅威となり得るポイントを見つけます。
また、競合他社の市場での立ち位置を把握し、どんな戦略で運営しているか見極めます。

「和歌山でそこまでやってる企業はないやろ!」
と思うかもしれませんが、けっこうな企業様がやってます。

総合評価と戦略決定

自社、競合他社、市場・顧客をそれぞれ分析した結果をもとに、総合分析を行います。

  • 自社の強みや顧客のニーズを考慮して戦略を策定する
  • 競合優位を築くための施策や戦略を検討する
  • 市場機会を最大限に活用する戦略を立案する

ここでより良い戦略を立てるために、これまでの分析があります。
3つのCを単独で考え、総合した結果こんな戦略で行きましょか!というパートです。

総合分析と戦略決定ができれば、あとは実行していくのみとなります。
実行していくのも大変ですけど、熟慮に熟慮を重ねた結果なので、何となくの戦略より何倍も確度の高い戦略になっていると思います。

ただ、必ずしも成功しないのが怖いところでもあり、WEBマーケの面白いところでもあります。
思ったよりも成果が上がらなかった場合は、戦略の振り返りを行い、次回の確度をもっと上げていきましょう。

WEBマーケの第一歩 3C分析から始めよう!のまとめ

マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。
出典:P.Fドラッガー

マーケティングの神様とも呼ばれるピータードラッガーは上のような言葉を残しています。
勝手に売れる仕組み作りをするのがマーケティングだよ!ということなんですが、言うは易し行うは難しです。

僕は正直そこまでのことはできません。
ただ、ホームページを営業マンにすることはできます。
ドラッガーの言うマーケティングの理想とは少し違いますが、これも立派なWEBマーケティングだと思っています。
問い合わせと見込み客を増やし、徐々にブランディングを進めていく。
僕は今持ってるスキルでクライアント様の利益に貢献できればと思います。

暑いときはこれが売れる!WMDとは?

暑い。
まだ梅雨明け宣言はでていませんが、とにかく毎日暑いです。

もう夏本番と言っても差支えないような気温です。
これだけ暑いとこんなストーリーもあるあるになります。

「暑い。ほんまに暑い。なんでこんな日にオレは喫茶にモーニング食べに出たんやろ…」
「この暑いときになんでパンを食べよう思ったんやろ…」
「どう考えてもかき氷一択やん?この暑さ的に?」
「まぁもう喫茶に着いたから、しゃーなしモーニング食べよか」
「って思ったらかき氷始めてるやん!」
「おっちゃん!宇治金時ひとつぅぅ!」

これがいわゆる
WMD=ウェザーマーチャンダイジングです。

WMDは「気温によって売上が変わる」「天候に基づいた販売戦略・商品展開」を意味します。
おそらく商売をやっている方なら、「夏だから」という理由でかき氷を出したり、
飲み物を通常より冷やしたりしているのではないでしょうか。

サマーセールはWMDの最たる例かもしれません。
暑いとかき氷が食べたくなり、寒いと鍋が食べたくなる。
至って自然なニーズの話です。

今回はWMDを中心にユーザーのニーズについてのお話です。

夏は昇温商品を意識しよう

昇温商品とは、気温が上がるほど売れる商品です。
アイス、ビール、かき氷、スイカなどが挙げられます。

面白いことに昇温商品には最高気温ごとに売れる商品がデータとして分かっています。

32℃以上・・・かき氷
25℃以上・・・アイスクリーム
25℃以上・・・ビール
24℃以上・・・すいか

かき氷が売れだすと、夏が来たサインです。
暑ければ暑いほどかき氷屋さんは売れるよ!というのがWMDの一例です。

和歌山の週間天気予報を見ると、7月20日以外は全て32℃越えです。
もし、かき氷をやってないけど提供できるよ!という飲食店は、検討する価値ありです。

WMDの応用編

気温の高い夏場は、自宅で揚げ物調理を敬遠する人が増えるそうです。
また、光熱費の高騰により、電気・ガス代を節約する意識が高まっています。

このような背景から、気温の高い夏場は揚げ物などのお惣菜がスーパーや百貨店では良く売れます。

こんなに暑いのに揚げ物なんてできるかー!
という主婦たちが多数派ということですね。

ちなみに今日の晩御飯は自宅で揚げるエビフライです…
暑いのに奥さんに申し訳ない…

さらにちなみに、ローソンで大人気のからあげくん。
2022年度はの月間売上は7月がもっとも高かったそうです。
一般的に夏は揚げ物が良く売れるという認識で良さそうです。

キッチンカーの立ち位置

スーパーや百貨店の場合は上記のとおり、夏は揚げ物がよく売れることはわかりました。
では、キッチンカーの場合はどうでしょうか?

和歌山では、毎日キッチンカーがそこかしこに出店しています。
和歌山市役所近くのシロキタキッチンパーク、週末の和歌山城やイベントなど、さまざまな場所で出店しています。
キッチンカーはその場で食べることが前提の商品が多いため、スーパーや百貨店とは背景が異なります。

スーパーや百貨店のお惣菜は自宅で食べることが前提。
キッチンカーはその場で食べることが前提です。
となると、純粋に暑いときに食べたくなるものが良く売れます。

夏のキッチンカー売れ筋商品例

定番商品の例

  • タコス
  • タコ焼き
  • 焼きそば
  • カレー
  • 焼き鳥
  • エスニック料理

スイーツ系の例

  • アイスクリーム
  • ソフトクリーム
  • かき氷
  • スムージー
  • クレープ

やはりその場で食べるとなると、夏に食べたくなるものが人気のようです。
このデータは多くのサイトを見て参考にして紹介しています。

もし、キッチンカーで揚げ物などを販売している場合は、
その場で食べるのではなく、お持ち帰りをおすすめすると売上が伸びそうです。
例えば、メインは焼き鳥を販売してその場で食べてもらう。
からあげは昼ごはんや晩ごはんのお惣菜としておすすめする感じで販売する。

揚げ物メインのキッチンカーでも工夫次第で、しっかり売上を確保できると思います。

ユーザーのニーズを意識する

「ユーザーは何を求めているのか?」
を考える前に、「ユーザーは今どんな状態なのか?」
を意識することをおすすめします。

僕は夏に外で熱いものを食べたいとは思いません。
もし、熱いものを食べるなら、エアコンの効いた部屋じゃないと食べる気になれません。

自分を例えに出してしまい恐縮ですが、おそらくそんなに世間の感覚と乖離していないと思います。
仮に、日本一美味しいなべ焼きうどんが和歌山城の西の丸広場で出店していても、なべ焼きうどんを真夏に売るのはかなり厳しいと思います。
1月2月の真冬なら大行列間違いなしです。

暑いときはこれが売れる!WMDとは?のまとめ

暑さに身体が慣れていないこともあって、外に出るのが苦痛です。
普段は仕事でひきこもりなので、外に出るときは勇気がいります。

外で長時間歩くという習慣のない僕でさえ、夏になるとかき氷が食べたくなります。
それだけWMDは人間の行動原理に即した理論だと僕は思います。

これだけかき氷と連呼していたら、本当にかき氷が食べたくなりました。
ちなみにかき氷を食べて頭がキーンとなるやつには正式な医学用語があります。

その名もアイスクリーム頭痛
英語で言うとIcecream headache

ゆっくり食べればアイスクリーム頭痛にはなりにくいので、暑いときほどかき氷はゆっくり食べましょう!

人手不足の解消は日本全体の課題

先日、関東で工務店を営むクライアント様とお話をした際、人手不足の話になりました。
建設業は日本人労働者がとても少なく、親方以外は外国人というのも珍しくないそうです。

給料を上げても人は来ず、将来に不安を抱えていらっしゃる様子でした。
かつては、人材が飽和している印象だった建設業界も人手不足が深刻です。

沖縄では国際通りの飲食店が時給2000円にしても従業員を十分に確保できないことが話題になっています。

ひと昔前なら、給料を上げればかんたんに人材確保できたのに、今では難しくなっています。
これは地方都市の和歌山でも同じことが言えます。

いくら事業拡大させたくても人手が足りなければ、事業拡大は実現しません。
この記事は人手不足に関する打開策を紹介しています。

給料が高いだけでは人は集まらない

まず、現在の求人の同行を確認しましょう。

コロナ禍以降、相場より給料が高いだけでは人材確保が難しい傾向があります。
肉体的にハードな土木、建設、介護職などは特にハードルが上がります。

その反面、事務職などの身体を酷使しない職種は人材過剰と言われています。

肉体労働の担い手が特に不足していることがわかります。

人手不足の原因とは

人手不足は少子高齢化の加速が原因と一般的には言われています。
しかし、若者を取り巻く環境が昔とは大きく異なることが原因のように僕は思います。

現在は学歴のない人でも、実力が伴えばたくさんの職種を選べます。
中卒でも僕たちのようなホームページ制作業はできますし、動画編集者になることもできます。
その結果、”学歴がなければ肉体労働”という構図が崩れたのかもしれません。

人手不足を解消するためには

人手不足は深刻な問題です。
特に和歌山のような地方都市の場合、生産年齢人口(15歳~64歳)も都会より少ないです。
企業同士で人材を取り合って戦争をしていると言っても過言ではありません。

A社とB社を比べ、よりメリットを感じるほうに求職者は舵を切ります。

人手不足が深刻な業界ほど、人材雇用に本気になる必要があります。
例えばハローワークに求人広告を出稿したとします。
それ自体は前向きな行動ですが、多くの企業がやっていることです。

人手不足を解消するためには、さらなる一手として、ホームページに採用ページを設けることをおすすめします。

自社ホームページの求人コンテンツを拡充させることで、他社との差別化を図ります。
求人広告だけでは伝えきれない自社の魅力を発信し続けることで、SEOにも強くなります。

検索順位で上位表示されれば、ユーザー(求職者)に認知してもらえるので、比較対象にはなり得ます。
そこで他社に負けない雇用条件を提示できれば、人材雇用の課題は解決に向かいます。

では、ユーザーが魅力に感じる雇用条件とはどんなものでしょうか。

求職者の求める雇用条件

求職者の求める雇用条件は、年齢によって大きく異なります。
2018年と少し古い情報ですが、アンケートのデータがあります。

求職者の求める雇用条件のポイント

  1. 交通費の支給
  2. シフト自己申告可能
  3. 急な休みの申請可能

調査・分析:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 川上由加里
調査名:ディップ総合研究所「仕事探しに関する重要項目調査」
調査手法:インターネット調査(株式会社インテージのモニター利用)
調査対象:全国 16~69歳 男女 現在、長期(6カ月以上)前提での仕事を探している、
または直近1年以内に長期(6カ月以上)前提での仕事を探していた人
調査実施時期:2018年9月28日(金)~2018年10月2日(火)
有効回収数:3,036サンプル
主な調査項目:仕事探しの重要項目、重要項目別の希望、応募意向への影響度
出典:PR TIMES

以上のような雇用条件を求める人が多いようです。
シフト関連の条件を重視しているようで、高い給料よりも自由なシフトを重視する傾向があるようです。

コロナ禍以降は、この傾向がさらに強くなっていると聞きます。
高い給料を提示するよりも、シフトに自由がきく職場は求人関連の問い合わせが多いというデータもあります。

僕が10代後半や20代前半のころとは時代が違うので、
求職者のニーズも変わっています。
ユーザーの求める条件にマッチした雇用条件を提示できると良い結果に期待できそうです。

求職者に寄り添う求人を出す

売り手市場と買い手市場という言葉があります。
売り手市場とは供給よりも需要の高い市場を指し、
買い手市場とは需要より供給の高い市場を指します。

売り手市場=供給<需要
買い手市場=供給>需要

現在の求職者の市場は多くの企業にとって、買い手市場と言えます。
通常よりも良い条件を提示しないと、なかなか人は集まりません。

求職者側にとって、今は売り手市場なので、より良い条件の企業を狙います。
和歌山の場合は魅力的な条件を提示できる会社の母数が少ないため、大阪などの県外へ人材流出してしまいます。
特にキャリアアップを狙う求職者への対応は、和歌山県内では難しいケースがあります。

地元で働くメリットや給料だけではない待遇面を訴求する必要があります。

人手不足の解消は日本全体の課題のまとめ

「人手が足りないんです…」

と、クライアント様からよくお話し聞きます。

求人で給料を上げればすぐに人は来るだろうと思っていましたが、今はそういう時代ではないようです。
求職者のニーズの変遷にも驚きますが、世間と感覚がズレている部分があることにショックを受けました。

僕が求職者だったら、休日や待遇面は二の次でひたすら給料を重視します。
今はお給料よりも自由な時間のほうが大切にする人が多いので、僕みたいな考え方は時代遅れなのかもしれません。

求人に限らず、ホームページでは時代に即したコンテンツが求められます。
お客様や求職者などのユーザーが求めるものを提供しなくてはいけません。
固いこだわりは持ったまま、柔軟に対応していきたいものです。

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