SGEとは?AIの力で検索の根本が変わる
「SEOに力を入れて、売上をガンガン上げていきましょう!」
なんてことを僕はかなり言ってきました。
しかし、それが来年には通用しなくなるかもしれません。
SGEの台頭により、検索体験の根本が変わります。
この記事ではSGEとは何か?を説明し、検索体験がどのように変わるのかを解説しています。
マジでヤバいです。
Googleが過去に行ってきたどのコアアップデートよりもヤバいです。
クライアント様にどうアナウンスしようかなぁと考えていたら、2か月ほど過ぎていました。
もくじ
SGEとは?
SGEとは、Search Generative Experienceの略で、Googleが発表した新しい検索体験です。
Google公式ブログでどのような検索体験になるか動画で見れます。
SGEは、ユーザーの質問に対してAIがテキストを生成し、画像やコンテンツと一緒に検索結果の最上部に表示します。
自然言語による会話から、ユーザーの意図や文脈を理解し、最適な回答を提供することができます。
要はchatGPTのようなシステムをGoogleが本格的に検索エンジンと融合させたということです。
WEBサイト内のコンテンツの一部が生成AIによって表示されるので、チャットのAI回答欄に電話番号や商品の購入ボタンが表示されます。
SGEでは、ユーザーがWEBサイトを訪問することなく、コンテンツの閲覧、商品やサービスの購入ができます。
取り分けヤバいのが、生成AIの回答が検索結果の最上部に表示されることです。
知りたい情報が最上部に表示されるため、ホームページへのアクセス数は減少する可能性が高いです。
SGEにどう対応するか?
SGEはアメリカで試験運用中です。
どういった仕様で、いつ日本でリリースされるか不明です。
仕様が確定しないため、具体的な対策もまだ見えていません。
ただ、ホームページを持っていないと、生成AIの回答に掲載されることは絶対にありません。
従来のSEOの施策では通用しなくなる可能性は十分あります。
今後のどのような対応すれば良いのか分かり次第アナウンスします。
SEOに終焉は来ない
前述したとおり、SGEによって検索体験は大きく変わることが予想されます。
では、SEOは終焉を迎えるのか?
と聞かれたら、SEOに終焉はやってこないと思います。
過去にも大幅なコアアップデートは何度もやってきました。
そのたびにSEOオワコンなどと言われてきましたが、SEOは終わっていません。
SEOに対する考え方や施策が変わったとしても、SEOが完全になくなることは考えにくいです。
これからもSEOを大事にしていけば、それがSGE対策にもなると思っています。
SGEとは?AIの力で検索の根本が変わるのあとがき
実はSGEと似たようなことをMicrosoftのbingが先にリリースしています。
Googleが後手に回っているのは珍しいなぁと思っていたら、やはり似たようなものをリリースしました。
正直、bing Aiのパクリと言われても遜色ないレベルの内容です。
現在はGoogleとMicrosoftが生成AIや検索分野でバチバチの戦争をしています。
どちらが勝つにしても、ユーザーに優しく、ホームページ制作業者にも優しい仕様であることを願います。